
「三つ子の魂百まで」という諺があります。子供の頃に培ったものは死ぬまで忘れないという事らしいです。
基本となる性格的や価値観のほとんどは子供の頃に出来上がっているとされています。
潜在意識の中にインプットされたものは、なかなか勝手に変わるということがありません。私たちが意識できる領域(顕在意識)よりも、潜在的に蓄積された物事によって、私たちは行動し、動かされているといわれています。つまり、無意識でやってしまうこと、わかっていてもやってしまうようなことなどのことです。
ついつい、人間関係において不信感の塊になってしまったり、ここぞという時に失敗をしてしまったり、富を求めているのに違う方向に向かってしまったり、自分を大切にしようとしているのに、気がついたらストレスを与え続けるようなことをしていたり・・・。
今は心理学も発達し、スピリチュアルヒーリングにおいても、いわゆる「トラウマ」(心的外傷)を癒す方法がたくさんあります。
今回はそのうちのひとつである、「インナーチャイルドの癒し」についてお話をしようと思います。
一般的には7歳くらいまでに経験した物事をベースにして、物事を体験し成長していくといわれています。つまり、小学2年生くらいまでに、家庭や学校などで体験したこと、見たり聞いたり、褒められたり、叱られたりなどしたことが自分の判断基準として、自分の中に構築されるというわけです。
例を挙げると、
なかなかの美人の成人女性がいます。彼女は誰が見ても綺麗であり、いわゆるモテるタイプ。性格も明るいし、少々わがままなところはあるにせよ、人から嫌われるという類の人では決してありません。しかし、いつも恋愛において痛い目に会い続けています。自分でどうにか、変えていきたいと思って、相手を変えるのですが、いつも同じような悲惨な修羅場を迎えてしまうのです。
彼女のインナーチャイルドを見ていくと、子供の頃から「可愛いね、可愛いね」と言われ続けてきました。子供の彼女は自分の気持ちが落ち込んでいても、何かにとっても不満に思っていても、「可愛くしていないといけない、愛されない」というように思い始めます。
子供にとって親は一番愛されたい対象ですから、何とか愛されたい、何をしたら愛されるかということを探しています。だから、褒められるように頑張ったり、或いは逆に注意を引くためにわざと悪いことをして、注意を自分に向けさせたりします。
彼女は自分の気持ちを押し殺す、「ありのままの自分でいては愛されない」というようなインプットをします。これが、彼女のひとつの人間関係における基盤のひとつになります。
この基盤(自分に対する価値観とも言える)を持ったまま、大人になります。そうすると、親密な関係になる人の前になると、特に演じなければいけないというような衝動に駆られます。でも、もちろんそんなことは続けることはできませんから、段々言動がおかしくなったりします。
何かと卑屈になったり、「どうせ私のことなんか分かってないくせに」、「愛してるなら、こうやってくれてもいいでしょ?」みたいなことをし始めるわけです。
つまりは、ありのままの自分でいられないというインプットがあるために、自分で相手に合わせるのですが、結局は無理が生じて爆発する。
牽引の法則によって、相手も同じような波長を持っている人しか来ないために、2人が爆発するとわがままの押し問答で、地獄を見る羽目になってしまいます。
他にもたくさんの例がありますが、きりが無いので、メンタルブロックとしてよくあるパターンをここにいくつか紹介しておきます。すべてにあてはまるものではありません。あくまで代表的なものとしてあげています。
今の状態 子供の頃のインプット
☆体調がいつも優れない→「体が弱っているとき特別に愛情をたっぷり注いでもらった」
☆お金にいつも苦労する→「親がいつもお金がないと聞いて、そうなんだと信じた」
☆男性を卑下する→「母親が父をいつもけなしたり、悪口を言うのを聞いていた」
☆女性を卑下する→「父が母を無碍に扱って、罵倒しているのをいつも聞いていた」
☆自信が持てない→「お前は馬鹿だね、不細工だね産まなきゃよかったと言われていた」
☆恨み癖がある→「自分だけ持ってないものがあり、ひどくからかわれた」
☆対人恐怖症→「親戚関係などで汚い話をいっぱい聞かされていた」
☆才能が発揮できない→「なんにもできないねと言われていた」
☆感情表現ができない→「泣きたいときに<泣くな!>と大声で怒鳴られた」
などなど・・・。
子供というのは、日常的に四六時中アルファー波が出ているそうです。つまり、暗示を受け易い状態ということ。だから、一度でも強烈な暗示があるとそれを真実としてインプットしてしまいます。
相手が子供だから、分からないだろうというのは間違いです。常識がない分、それをそのまま受け取ってしまうのです。
どこで覚えたの?ってことを子供はどんどん吸収していきます。潜在意識がオープンなんでしょうね、スポンジのようにどんどん物事を覚えるし、思っているよりも人間関係や人の言動を覚えてしまいます。そして、それが私たち大人になって悩ませたり、役に立ったりするというのですから。
さて、もう過去のことだから、変えられない・・・と思うかもしれませんが、神様はそういう風には私たちを作らなかったようです。
インナーチャイルドの癒し
これは、特別なパワーは必要だとは思いませんが、ただ、自分自身に愛情を注ぐということを理解しないとなかなか難しいかと思います。
結局自分の傷になっている部分、影の部分を見つめていくことですから、辛い体験が多い人は自分ひとりの力では難しい面もあるかと思いますが、強い意志「自分は変わりたい」という気持ちと自分を愛していこうと決断をすれば、必ずサポートがやってきます。
やり方は次の通りです。
1.まず、自分のトラウマが何であるかということをはっきり分かる必要があります。
願望を書き出してみてください。そして、右のように書き直します。
☆素敵な恋人が欲しい→「私は幸せを受け取ります」
☆お金が欲しい →「私は豊かさを受け取ります」
☆健康になりたい →「私は健康を受け取ります」 など。
そして、右の「○○を受け取ります」を500回くらい繰り返して言ってみます。
本当であれば、うれしい気持ちになります。が、トラウマがある場合、苦しくなってきたり、悲しくなってきたりします。或いは反発して、「こんなことやってなんになる」とか「めんどくさいな」とか。
なんだか、苦しい、つまる、すっと気持ちよく言えないとき、次に移ります。
2.ガイドさんやハイヤーセルフさんにお願いして、トラウマを見せてもらいます。
そういう存在、助けてくれる存在がいると思ってやってくださいね。
楽に座って、目を閉じ、深く呼吸をします。ボーっとしてくださいね。
*自分が真っ白な光に包まれているのをイメージします。安心を感じるまでやってください。
「私は過去の傷を手放したいので、ガイドさんたちサポートしてください」とお願いをします。
目を閉じたまま、自分の前方1メートルくらいにスクリーンを描きます。
そこに、そのトラウマと関連しているものが映し出されるのを待ってください。
見よう見ようとしないで、気楽に。
3.見えたら第3者として、観察します。ガイドさん達と一緒に光を送ります。
何があったのか理解したら、場面を自分の意志で書き換えます。
例えば、非難されている場面だったら、理解を得て抱きしめてもらっている所など。
病気のときだけ優しい親だったら、元気な時にも優しくしてもらっている所とか、
親がお金がいかに豊に回って有難いかと話をしている場面とか。
そう、自分で書き換えてみてください。そしたら、ガイドさん達にもお願いをして、今度はそこにたくさんたくさん光を送り込みます。一面が真っ白に光り輝くように。そこで安心を感じてください。
4.最初に出した、アファメーションをもう一度500回くらい言ってみましょう。
嬉しい、受け取りたいとワクワクして思えたら癒し完了です。
*子供時代のことが見えなかった場合は、とりあえず、「自分に必要な癒しが起こりますように」と言って、真っ白な光が自分を見たしていくイメージをし、安心を感じたらそこで辞めて構いません。
ある出来事を通して、思い出す場合もあるし、それはそれで終っている場合もあります。
チェックしたいときは、4.をやってみてください。
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最初にも申し上げましたように、これはなかなか自分ひとりでやるのは難しいかもしれません、誘導などがあったほうがやりやすいかと思われます。
瞑想の部屋に「インナーチャイルドの癒しー瞑想」を作りましたので、そちらを使ってみてください。必要なエネルギーも封入してあるので、やりやすいかと思います。
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宿命というものはあるのですが、それはあくまで設計図のようなものであり、変更可能なものですから、自分でどんどん変えることができるのです。
ただ、やはり目的としては自分の人生を大いに楽しむ、そして、一番大切なことは自分自身を癒し、愛するということです。
トラウマは結局は自分で選んで経験していることなのですが、それは自分で外すことができるものです。自分の人生は自分で創造できるということです。
☆ 今の自分を形成している基盤を変えていくわけですから、変えるということに恐怖を覚える場合もあります。例えば、不健康になることで愛情を得ることしか知らなかったのに、健康になってしまったら愛情がもらえない・・・というような恐怖です。
でも、よくよく考えると健康でも不健康でも愛情が得られるとなるのが一番なのは明白です。
そういう恐怖に遭遇したときは、逃げたりしないで、しっかり自分の中を見てください。
「一体この思い込みは正しいだろうか??」と。手放すことは本当に恐ろしいんだろうか?とちょっと冷静になって考えて見ましょう。すると、気がつくはずです。今までは自分の中にいた子供がそのまんま怖がっていたけれど、今はそれが違うと思える自分がいるということに。
今、大人となった自分が、満たされなかった子供時代の自分に愛情をたっぷりかけて許して、癒してあげるのです。
それが、自分を愛するというひとつの方法です。
インナーチャイルドの傷は人によって様々ありますし、ない人はいないです。
多かれ少なかれ皆あるものです。
人生で行き詰ったり、同じ失敗を何度も繰り返してしまうというときに、自分の中を、心の奥底を見ていくのは大切です。思わぬ所に原因があったりします。
考え方によっては、人生で起こる色んな障害は、自分を癒すための出来事ともとれます。
そこで改めるべきことを学ぶのですから。だから、人のせいにしたり、親を責めたり、自分を嫌ったり、社会を責めたりするのではなく、自分の心の在り方を見つめ、治すべきところは治せばいいのです。
結局、私たちは皆無条件に愛されたいのです。また、無条件に愛せるようになりたいのだと思います。まずは、自分自身に目を向けてみましょう。自分のすべてをできるだけ愛してあげる、認めたくなかった色んな事も許して、傷もちゃんと癒してあげて、まだまだ未熟な自分でも、そのまんまを愛してあげましょう。
人というのは、自分が自分のことを認めて許して愛している程度にしか、愛を受け取ることができませんし、また与えることもできません。
だから、もっと愛されたいと思うのであれば、自分のことをもっと愛せるように努力しなければならないということ。まずは、なかなか愛してあげられない自分のことを愛してあげましょう。
今のありのままで、愛に値するのですから。
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